MDラジカセ分解

22年前に購入の KENWOOD のラジカセ(MD/CD/ラジオ)です。

CDは再生できなくなりました。MDはメディアが無いので不明。FM/AM は受信できますが、感度が悪いです(買ったときから)。結構ずっしり感があるラジカセです。

もう使わないので、オークションに出そうかと思いましたが、同じようなラジカセは500円でも売れていません。送料がかかるので、このようなジャンク品が欲しい人はハードオフに行くでしょうね。バラして廃棄することにしました。

AMはバーアンテナではなく、外部接続するタイプです。小さなループアンテナが付属していましたが、バーアンテナのラジオより感度は劣っていました。

はめ込の箇所は無く、すべてネジ止めなので、非常に分解が楽です。

左側スピーカーの奥に電源トランスが収まっていました。ずっしりしていたのはそのせい。しかし、この2次側電線のぐるぐる巻配線は何でしょう?

下部のメイン基板です。

(左)電源部(整流のみ)

(中)電源部(安定化部。7805 と 7809 と不明のレギュレータIC)

(右)アンプ部(アンプIC1個)

ジャンパー線と電解コンデンサの多さが際立っています。

電解コンデンサの森(笑)

スピーカーがバスレフ方式もどきになっていて、両側にその空間とダクトがあります。

ラジオの RF 部分はこれだけ。完全アナログなので調整すれば感度は改善できたのかも知れません。

基板裏面に IC が少々あり。

今回の捕獲品。

プラスチック類を分別できました。

前回、火災警報機を分解しましたが、あまり分解感(?) はありませんでした。しかし、今回のラジカセの分解は何か子どもの頃を思いだしました。家で新しいテレビを買ったため、それまでの昭和50年代初期の、木の枠でできていたテレビを分解していいということになったときは本当にワクワクしながら分解しました。真空管や、巻線抵抗、可変抵抗をたくさん外しましたが、目的は大型のスピーカー2個で、そのスピーカーをラジカセに繋いで、ガンガン鳴らしていました。当時から電気少年でした。何がきっかけだったのかなぁ。