被覆むきヒーター修理

電線の被覆をむくのにニクロム線ヒーター機を使っています。これは自作品の中でも使用頻度が結構高い道具で、カッターやニッパで皮をむくよりも非常に簡単に被覆をはぐことができるので重宝しています。しかし、最近調子が悪いので中を見てみました。

電解コンデンサの頭から中身が出てきています(写真赤丸)。まだ使えないこともないですが、時間の問題なので電源を交換することにしました。

どの程度の容量の電源が必要になるか確認のため、ニクロム線の電流値を測ってみたところ、1.5Aほどでした。電力は 3.3V x 1.5A = 5W ぐらい。

取り外した電源のコンデンサに定格のシールが貼ってありました。3.3V で 13A もとれる電源なので超オーバースペックです。確か、これは Sun の Ultra Sparc III から取り外した電源だったと思います。

3.3V の電源はなかなか無いので、ACアダプタをバラした 5V 2.5A の電源に置き換えることにしました。同じ電力にするには 1A 流せばOKなので余裕です。ネジ穴が無いのでアクリル板を下にして左右もアクリルで挟んで接着剤で止めました。

ヒーターはプッシュSWを押すと20秒ぐらいONになるようにタイマーを付けてあります。制作したときのノート。10年ぐらい前でした。

今回の回路。電源が 5V 単一になっただけです。

改造完了。フロントパネルにコネクタを付けて、ヒーター部分を取り外しできるようにしました。これで使っていないときは机がスッキリします。