火災警報器交換

自宅の火災警報器が10年を超えたので交換することにしました。4個分、Panasonicに交換します。

今まで日本フェンオールという会社の製品(写真左)を使っていました。小さくて気に入っていたのですが、現在は家庭用警報機から撤退しています。

交換はすぐに終わりました。ここからが本題!?です。

10年経った警報機は動作するか?

もし動作しなかったら役に立たないものを天井に付けていたことになります。線香の煙で実験。

このように、立ち上がる煙が感知器の穴に入るようにしてやると、警報が鳴りました。最初、感知器を置いたまま線香を手であおいだりして横からやってみたのですが、検知しませんでした。ある程度の煙が流入しないと検知しないみたいです。

台所に設置してあった熱感知型も試しました。中央部の穴のところで熱を感知するようです。ライターの火程度では感知しませんでした。台所のガスコンロの火の上方であぶるようにすると警報が鳴りました。

そういうわけで今までちゃんと機能していたようです。長い間ご苦労様でした!

分解

取り外した中にPanasonic製が1台ありました。煙感知センサー部をバラしてみました。

煙の粒子の反射光を光センサーで検知する原理です。

消防設備士総合情報.com(消防設備士試験の対策サイト-煙感知器) 

教科書そのままの作りになっていました。わかりやすい。フェンオール製も同様の作りでした。写真手前はセンサー部のカバーですが、外周(煙の入ってくるところ)はメッシュの金属でぐるりと囲まれています。

フェンオールの煙感知器は、センサーに虫が入って誤動作するため、以前リコールになって交換したことを思い出しました。リコール前の品はメッシュのカバーが無かったので虫やゴミが入ってしまったのでしょう。

スピーカーはパナもフェンオールも同一の SANYO 製。2012年は三洋は買収され、看板がパナソニックに掛け替えられた頃です。スピーカーは沢山作られていたのですね。

熱感知型も分解してみました。基板の中央の穴の反対側に付いているバイメタルで熱を感知するようです。煙感知より簡単な作りです。スピーカーは中国製っぽいノンブランド品。

バラしたので、ブラスチックとそれ以外に分別できました。