VCH アンテナの L アジャスタ制作

VCH アンテナの同調周波数は地上エレメント長にかなり影響を受けますが、移動では長さで調整するのも限界があるので、「Lアジャスタ」を作りました。これはCQ出版社の「特選ハムのアンテナ制作集」に載っている VCH アンテナの記事で紹介されています。地上エレメントに直列にインダクタンスを可変できるコイルを入れるだけで簡単なのですが、コイルにタップを出しながら巻いて、それをロータリースイッチで切り替えできるように配線するのが少々面倒ではあります。が、作ってみると、トロイダルコアから出したタップがロータリースイッチの端子がちょうど同じ位置に合うので、はんだ付けも3本目の手は不要で簡単にできました。

 

記事では、トロイダルコアは T-80#2 を指定していましたが、アキバでこれを売っているところが見当たらないので、秋月で売っている T-68#2 を使いました。

完成後、本の5.75μF に対して 4.7μF のL 値で少々低めの値なので調整範囲は少し狭いかも知れません。

右が完成品。左は 50MHz ツエップの給電用。