AH-4 チューナー購入

今まで TS-9xx のリグ内蔵チューナーと思われる部材を使用した自作のANT直下型チューナーを使用していましたが、以下の問題がある状況でした。
1. 現在の 6.5m 垂直エレメントで整合できるバンドは 7, 10, 18, 24MHz のみ。
2. 7MHz では 50W 出力でも問題無いが、それより高いバンドで出力が 20W を超えると、チューナーの制御回路に回り込みが発生して、リレーがオフになってしまい、整合がとれなくなり使用不能となる。
やはりリグ内蔵のチューナーは整合範囲が狭いようです。とりあえず 7MHz をメインで運用していたのですが、他のバンドは海外局が中心になるため、10W では厳しく、2 の問題はパッチンコアでも解決できずにいました。
さらに、50MHz に出たい、とずっと考えていましたが、アンテナを増やすのは困難です。このような状況での解決策としてはやはり「市販のチューナーを買う」ことが一つでした。そういうわけで、結局 AH-4 を購入しました。
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さっそく試したところ 3.5MHz ~ 50MHz すべてで整合がとれました。内部のコイルを見ると、自作チューナーのよりバリエーションがあり、さすがに整合範囲が広くできていると思いました。飛びのほうはまだよくはわかりませんが、7MHz では同等のようです。
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ちょうどリグもアイコム機であり、バンド変更しても TUNER ボタンを押すだけで非常にQSYが楽です。自作チューナーではリモートでバリコンとコイルを操作して最良点を見つける作業をしていたことに比べると大きな違いです。AH-4 は完全自動なのですがマニュアル操作モードがあればもっと遊べただろうとは思います。あと、同軸をケースに通すにはコネクタ接続前でなければダメなのですが、隣のチューナーで使っていたケーブルを使うためコネクタは今更外せない。ので、ケースのブッシングを外し、パテで埋めました。本来はケースの内側にパテを盛りたいですが、ちょっとそれも難しい構造のため外側から埋めました。
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これで湿気がどの程度回避できるか、とうことになりますが様子を見てみます。