QSLカードのファイル名設定支援ソフト for Turbo Hamlog

私は届いたQSLカードをスキャンして、ファイルとして保存しています。
Turbo Hamlog には画像ファイルを表示する機能があり、ログ登録時にカード(ファイル)があればそれが表示されます。そのためには、スキャンしたファイルは [コールサイン]_00.jpg という名前にしておく必要があります。複数のカードがある場合は _00 の部分を _01 _02 のように値を増やして置いておきます。

問題は、スキャンしたファイルは自動で 2022年11月xxx.jpg のような名前になるので、ファイル名を上記のようにコールサインを使った名前に変更しないといけないのです。画像認識のライブラリを使って、自動でコールサイン読み取りも試してみましたが、ほとんどまともに読み取れませんでした。特に背景が写真になっているものは全然でだめです。

仕方ないので、画像を見ながら手でちまちまコールサインを入力する、ということをしていました。が、入力をしていくと、複数のカードをもらっている局が多くなり、コールサインの後に _03, _04 などと名前をつけなければならなくなり、これが結構面倒になってきました。

コールサインの手動入力はやらざるを得ませんが、名前付けはソフトで楽をしたいと思い、画像を見ながらコールを入力するだけで、ファイル名は自動で付けてくれるソフトを作りました。実行には Java が必要です。

使い方:
1) Hamlog の HitJpeg フォルダにスキャンしたファイルをコピー。既存のコールサイン名のファイルとそうでないファイルが混ざりますが、この後変更するので問題ありません。
2) qsl4hamlog.zip をダウンロードして適当なディレクトリに展開。
3) プログラムを実行する前に設定ファイル qsl4hamlog.properties を開き、必要に応じて以下のエントリを編集します。
destDir=c:\\Hamlog\\HitJpeg
startsWith=2022

destDir は HitJpeg のディレクトリを指定、startsWith はスキャンされたファイル、つまり編集対象のファイルの判別のため先頭の文字列を指定します。

4) qsl4hamlog.jar をダブルクリック。エラーが出る場合は Java がインストールされていない可能性があります。
5) カードが表示されるので、[Change to] フィールドにコールサインを入れます。_00 等は入力不要。[Change] を押すと、ファイル名が変更されます。

6) [Next>] を押すと次のカードが表示されます。前回入力したコールサインはそのまま残っているので、同じ局のカードの場合はそのまま [Change]、新しい局のカードならまたコールサインを入れて [Change]。これを繰り返します。

Windows Explorer でちまちまファイル名を変えるよりかなり効率良く作業できるようになりました~!