スタンドマイクのRJ45対応

以前制作しましたスタンドマイクですが、YAESU FTDX10 や FT897 でも使いたくなったので、少々改造することにしました。

元々、マイク側はDIN プラグ接続にしていますが、最近の八重洲用のケーブルを作るにはネットワーク(Ethernet)ケーブルを流用することになり、電線が細そうであまりやる気が出ないため、マイク側に RJ45 のコネクタを増設することにしました。ケース加工が必要ですが、細い電線をプラグに半田付けしなくて済みます。

基板取付用LANコネクタ(モジュラージャック)(RJ−45): パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

FTDX10 のマイクピン接続(オペレーションマニュアルより)

ICOM のリグと違って +5V が取れるので、ダイオード経由でコンデンサマイクの電源にすることにしました。

養生テープを貼って穴あけ位置をケガキします。

部品をいったん外すのは面倒なので、削り粉がかからないよう養生。

穴あけ完了

コネクタをケースに固定するため、L型金具をエポキシで接着。

秋月でコネクタ用DIP化基板も買ったので配線は楽です。

完成。手持ちのネットワークケーブルが使えるので便利です。

電池は不要ですが、重しになって安定するので付けておきます。

今回のように後から何か増設することがあるので、ケースの部品レイアウトは使いにくくない範囲で、真ん中じゃなく、端っこから付けておくのがよいと改めて思いました。

 

電鍵砦の一矢(でんけんとりでのいっし)

ちょっと読みたいと思っていたので図書館で借りました。

電鍵砦の一矢: NTTに立ち向かった無線通信士たち | 菊沢" "長 |本 | 通販 | Amazon

電電公社の分割民営化後、廃局の憂き目に対峙した銚子無線局の話です。まだ読み始めたところですが、1994年頃から組合と会社のゴタゴタに著者は巻き込まれていったようです。1994年というと私は小さな外資系ITに勤めていましたが、本社での仕事のため1年間米国本社へ出向になり働き始めた頃でした。あちらの生活が気に入ってその後3年ぐらい住んでいました。「労働組合」など、1ミリも意識したことはなく(そもそも存在しなかった)、仕事だけしていれば良かった。不毛な闘争に巻き込まれず好きな仕事をして日々を送れていたのは幸せなことだったと思えます。

船舶からの電報を受ける場面の描写がありましたが、プロの通信もアマチュアと同じでした。というかアマチュアがプロを真似たのだろう。。
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再送を4,5回依頼したが、相手は即座に応じてくれた。ようやく1通の電報ができあがる。受信証「QSL」を送り、「TKS」「VA」の交換。最後のトントンにはご苦労さまの意味を込めた。
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筆者はエレキーを使っている、と書いてありました。

地元の図書館に無く、リクエストを出したところ、はるばる杉戸町から来ていました。レアな本は大きい図書館ではなく、意外に小さいところにあったりしますね。

 

T2C FT8 QSO にて

T2C ツバルが 21MHz FT8 に見えたのですが、1750Hz あたりで複数局に応答している、、変だけど、普通モードのまま送信!したところQSOできました。

F/H モードでは、FOX 局(DX Pedition 局) は 300-900Hz の間で送信する、と K1JT のマニュアルに書いてありますが今回は範囲では無かったので変だと思って、Web を見ていたら、がしらさんのページ  に記載がありました。MSHV モードというのが結構前からあったのですね。国内局ばかりやっていたので、井の中の蛙大海を知らず、でした。。

FTDX10 TX ランプ点滅

先日、東京CWコンテストに出ていたとき、何かのひょうしに FTDX10 の TX ランプが点滅するようになってしまって、送信できなくなりました。

この現象は、CTESTWIN の CW コントロールを使うためのシリアルインターフェースのDTR が負論理のため、CTESTWIN を起動していないと電鍵が導通しているのと同じ状態となり発生するのですが、今日はCTESTWIN を起動しても、インターフェースを外しても直りません。困った。

"ftdx10 tx ランプ 点滅" でググると、 

https://www.hamlife.jp/2022/10/06/yaesu-ftdx10-newfirm-5/ に新しいファームウェアのことが書いてあり、まさにこの状態。

私のリグのファームは古かったので最新版にアップデートを行いました。他にもいくつか変更が行われています。

しかし、ファームアップデート後も点滅は治らず。。

仕方ないのでリグに繋がっているケーブルをひとつづつ外してみることにしました。まず、CW のプラグ。と、なんと点滅が止まりました!

プラグをひと目見て原因がわかりました。私は Φ6.3 の2極プラグを使っていたのです。

(下が本来使うべき3極プラグ)

何が起きたかというと、いったんブレークインをオフにしてあったのをオンにしようとしたときに、間違えて左隣のキーヤーボタンを押してしまったのです。私は外部エレキーを使っているのでキーヤーはいつもオフです。つまり外部には縦振りキーを繋いだのと同じで、2極プラグで問題は無かったのです。しかし、キーヤーをオンにすると、パドルを繋いだと見なされ、2極のプラグでは片方の極が導通状態になるため、送信しっぱなしと判断されTX点滅状態となっていました。

リグの説明書を見ると、「3極を使うこと」と書いてありました。エレキーオフ設定の場合はNCの極が無視されてたまたま使えていたのですね。

コンテスト中に起きたトラブルでしたが原因が判明したので気を取り直して続けました。聞こえる局は全部呼んで50局ぐらいのQSOでした。

 

プリンタ買い替え

QSLカードの印刷ができなくなってしまったため、プリンタを新しくしました。
今まで HP の Photosmart 6521 と 5521 という、ほとんど同じ仕様のプリンタ2台を使っていました。

6521 は安い互換インクを使えて、年賀状やカード印刷を上手く行うことができていたため、予備機として 5521 を買い足しました。これで一生、カード印刷に困ることはない(笑)と思っていました。

ちなみに、昔の互換インクはICチップ部分を張り替えて使いまわすものでした。そのため、純正インクのICチップは非常に貴重なものでした。互換インクには本当にインクしか入っていなかったので価格は非常に安かったです。しかし、あるときから純正インクのICチップ部分が表面ではなく、埋め込まれるようになって、チップ部分だけ外すことができなくなりました。そのため、互換インクメーカーはチップも付いたインクを売るようになり、価格もUP。昔の激安互換インクは姿を消しました。。

今回、HP のプリンタで印刷しようとしたところ、どちらのプリンタも給紙できなくなりました。ローラーを清掃してみたり、色々試しましたが、直りません。HP プリンタは前面給紙のため非常に使いやすいのですが、Web を見ると、そもそもアメリカ人が設計(?)していて、あちらではハガキ印刷の需要は無く、ハガキの印刷に問題が発生しやすい、とのこと。A4 の印刷は問題がないのですが、残念。

仕方ないので、今回、背面給紙の EPSON PX-S505 を購入しました。EW-052A という、スキャナ等付いていて、価格も安い機種もありましたが、サイズが大きいため止めました。使用するインクは以前からあるタイプのようで、互換インクも使用できることを確認しました。
無事にセットアップしてカード印刷もできました。これでまたしばらく使えると思いますが、プリンタはやっぱり消耗品です。

 

第44回全市全郡コンテスト

全市全郡コンテストに参加しました。7MHz CW, SSB で2日めのみ、6時間ぐらい運用しました。

前回はコンテストナンバー送信はエレキー頼りでしたが、今回は手打ちで送信しました。最近はパドルを打つのも平常心で打てるようになってきました。(^^)

送信スピードをちょっと前から 19RPM から 22RPM に上げましたが、コールサインの最後の H が S になってしまう間違いもなぜか減りました。速いほうがリズムが合っている?。各局ありがとうございました。

T22T 10MHz

[QRV] T22T – Tuvalu | DX-World によれば、HF 7MHz 以下はノイズがひどくてQRVできない、とのことで、今日は 10MHz をワッチしていたところ、CQが見えました! 早速、 DX Pedition モードで呼びましたが、返答無いのでトイレに行きました。が、戻ってくると、赤いラインが!

なんと、小用中に応答があり、QSO が終わっていました。トイレに行く前に [Enable Tx] はオフにしたつもりなのですが、そのままだったかな?と思っていたところ、 

https://wsjt.sourceforge.io/FT8_DXpedition_Mode_JP.pdf に

「注意すべきは、Enable Txをオフにしていても、WSJT-Xは⾃動的にこのメッセージを送信します。」
と記載がありました。おかげでトイレに行ってる間に QSO できたのですが、[Enable Tx] オフなら送信はされないものと思っていたので気を付けないといけないですね。。

まだ FT8 のみで、SSB と CWの運用はこれからのようです。