先日、東京CWコンテストに出ていたとき、何かのひょうしに FTDX10 の TX ランプが点滅するようになってしまって、送信できなくなりました。
この現象は、CTESTWIN の CW コントロールを使うためのシリアルインターフェースのDTR が負論理のため、CTESTWIN を起動していないと電鍵が導通しているのと同じ状態となり発生するのですが、今日はCTESTWIN を起動しても、インターフェースを外しても直りません。困った。
"ftdx10 tx ランプ 点滅" でググると、
https://www.hamlife.jp/2022/10/06/yaesu-ftdx10-newfirm-5/ に新しいファームウェアのことが書いてあり、まさにこの状態。
私のリグのファームは古かったので最新版にアップデートを行いました。他にもいくつか変更が行われています。
しかし、ファームアップデート後も点滅は治らず。。
仕方ないのでリグに繋がっているケーブルをひとつづつ外してみることにしました。まず、CW のプラグ。と、なんと点滅が止まりました!
プラグをひと目見て原因がわかりました。私は Φ6.3 の2極プラグを使っていたのです。
(下が本来使うべき3極プラグ)
何が起きたかというと、いったんブレークインをオフにしてあったのをオンにしようとしたときに、間違えて左隣のキーヤーボタンを押してしまったのです。私は外部エレキーを使っているのでキーヤーはいつもオフです。つまり外部には縦振りキーを繋いだのと同じで、2極プラグで問題は無かったのです。しかし、キーヤーをオンにすると、パドルを繋いだと見なされ、2極のプラグでは片方の極が導通状態になるため、送信しっぱなしと判断されTX点滅状態となっていました。
リグの説明書を見ると、「3極を使うこと」と書いてありました。エレキーオフ設定の場合はNCの極が無視されてたまたま使えていたのですね。
コンテスト中に起きたトラブルでしたが原因が判明したので気を取り直して続けました。聞こえる局は全部呼んで50局ぐらいのQSOでした。