sBitx V3 その2

先日 sBITX V3 を注文しました。

sBitx v3 注文 - cruzioのブログ

発送の通知メールが来て、到着を待っていましたが予期せぬメールが来ました。

関税 3380 円也の支払い催促です。海外通販を使っていて関税の請求が来たのは初めてなのでビビりました。色々見たところ個人的な使用での輸入であっても

1万円 ÷ 0.6 = 1万6666円より高いものを注文すると、課税対象になるとのこと。

少額輸入貨物の簡易税率 : 税関 Japan Customs

今回の場合、HF Signals に代金 $199.0 を支払いましたが、DHL の TAX INVOICE によると品物の申告額は $170 なので、$29 が送料でした。

税額は課税対象額 $170 x 0.6 = $102 = ¥15,319 に対して消費税 ¥1,100、地方消費税 ¥300、合計¥1,400 となっています。

さらに「立替納税手数料」なるものが加算されています。

「立替納税手数料」とは DHL のページによると、

一時的に運送会社や通関業者が輸入関税・消費税を立て替える際にかかる手数料だそうですが、結構高いですね。業者によって違うようですが、買う側は選びようがありません。

そういうわけで、最近の為替レートでは $111 を超えるものを買うと、余計に 3000円ぐらいかかる(DHLの場合) ということになります。HF Signals の場合、送料込み価格のため、後で uBITX を買ってもいいなぁ、などと考えていたのですが立替納税手数料を考えるとまとめ買いしたほうが安上がりになりますね。。

MDラジカセ分解

22年前に購入の KENWOOD のラジカセ(MD/CD/ラジオ)です。

CDは再生できなくなりました。MDはメディアが無いので不明。FM/AM は受信できますが、感度が悪いです(買ったときから)。結構ずっしり感があるラジカセです。

もう使わないので、オークションに出そうかと思いましたが、同じようなラジカセは500円でも売れていません。送料がかかるので、このようなジャンク品が欲しい人はハードオフに行くでしょうね。バラして廃棄することにしました。

AMはバーアンテナではなく、外部接続するタイプです。小さなループアンテナが付属していましたが、バーアンテナのラジオより感度は劣っていました。

はめ込の箇所は無く、すべてネジ止めなので、非常に分解が楽です。

左側スピーカーの奥に電源トランスが収まっていました。ずっしりしていたのはそのせい。しかし、この2次側電線のぐるぐる巻配線は何でしょう?

下部のメイン基板です。

(左)電源部(整流のみ)

(中)電源部(安定化部。7805 と 7809 と不明のレギュレータIC)

(右)アンプ部(アンプIC1個)

ジャンパー線と電解コンデンサの多さが際立っています。

電解コンデンサの森(笑)

スピーカーがバスレフ方式もどきになっていて、両側にその空間とダクトがあります。

ラジオの RF 部分はこれだけ。完全アナログなので調整すれば感度は改善できたのかも知れません。

基板裏面に IC が少々あり。

今回の捕獲品。

プラスチック類を分別できました。

前回、火災警報機を分解しましたが、あまり分解感(?) はありませんでした。しかし、今回のラジカセの分解は何か子どもの頃を思いだしました。家で新しいテレビを買ったため、それまでの昭和50年代初期の、木の枠でできていたテレビを分解していいということになったときは本当にワクワクしながら分解しました。真空管や、巻線抵抗、可変抵抗をたくさん外しましたが、目的は大型のスピーカー2個で、そのスピーカーをラジカセに繋いで、ガンガン鳴らしていました。当時から電気少年でした。何がきっかけだったのかなぁ。

AH-4 を修理に出しました

先日、直下型チューナーを 2F から地面に下ろしました。

自家製の直下型チューナーを使ったテストはうまくいったので、AH-4 を移設してみたのですが、チューンがとれなくなってしまいました。チューン動作はするのですが、SWR が下がらない、という症状で、AH-4 を元あった場所に戻してみたり、と色々やってみたのですが直らず、ICOM に修理に出していました。

アイコムから 2/1 に到着、修理完了の連絡が来たのは  2/27 でした。途中で何度か経過を聞いたところ、原因の特定に難航している、とのことでした。

完了まで1ヶ月弱かかりましたが、原因はCPU故障でした。

交換されたCPU↓

こういうのはハンダ吸い取り器で取れるのでしょうか? あるいはCPUの脚全部に熱が伝わって半田が溶けるコテ先があるのか?

修理明細には

「ANT端子より水が浸入し、ネットワーク切り替え用リレー下に浸み込んだ形跡があり、これが故障の原因の可能性があります。」

と書いてありました。修理代は、部品代1200円+技術料5200円+送料1200円に消費税で8800円也。

ANT端子については心当たりがあります。私はキャップを付けないで端子むき出しのまま使っていました。なぜなら、雷のときにすぐにワイヤーを外すためです。AH-4 移設後はワイヤーは途中で外れるようにしたので、今後はキャップを付けます。

設置してみました。

ついでにカウンターポイズ(アース線)を5本増やしました。合計15本。9本以上ではあまり変化無いらしいのですが、ベランダで使っていた線が余っていたので追加。

3.5MHz~28MHz までSWRがほぼ 1.0 近く落ちていい感じです。アンプアイも出ません。50MHz は 2.0 で以前と変わらずですが。1.9MHz もチューン時は SWR が落ちるように見えるのですが、実際に送信してみると SWR が高くて使えません。やはり 3.5MHz までの仕様どおりです。

これでやっと 7MHz 以外にも出られます。♪♪♪

sBitx v3 注文

ハムのラジオを聞いていたら、uBitx というキットの話をしていました。

ソフトウェアを入れ替えて色々できる中華ハンディ機が話題の中心でしたが、私はキットのことが気になり、さっそく HF Signals のサイトを見てみました。

uBITX は SSB/CW 10W HF マルチバンドのリグで、ケース込みで価格 $209 です。結構昔から発売されていたみたいですが、知りませんでした。移動に良さそうです。

sBITX という、リグ本体のみで FT8 が可能(Raspberry Pi が内蔵されている)な上位的な機種もあり、こちらはケース込み $429。今のレートでは 65,000円弱なので結構いいお値段です。

とりあえず今回は色々遊べそうな sBITX v3 board (ケース、ラズパイ、7インチタッチディスプレイ無し)版を買ってみることにしました。たまたま Raspberry Pi 4 を持っていること、7インチディスプレイではどのみちよく見えず、外部ディスプレイをつないで操作することになり、シャックで使うためケースも不要です。

価格は $199 ですが、それでも3万円になります。今回は以下のサイトを参考に、ドル建て払いにしました。塩漬けになっていたドル預金が少しあったので日本円で払うより若干お得な気分になります。

HF Signals のサイトで購入する際、名前や住所を入力するページは無く、PayPal での支払いが完了すると、購入処理はそのまま終わります。Paypal から来たメールを見ると「配送先住所」という項目があり、自宅住所になっていました。つまり、Paypal に登録されている住所が発送先になっていました。支払い中に何の確認も無いので、住所が古かったりしたらアウトです。そのあたりの説明がどこかに書いてあるといいのですが、ずいぶんと省力化されていますね。それでは到着を待つとします!

2024/3/2 追記

昨夜(注文日の夜)、送付先と名前を連絡して、とメールが来ていました。

Dear Customer 

Thanks for your payment of USD 199.Please provide your Name and complete address in English to help us ship your òrder.


Hfsignals team 

PayPal の登録が日本語になっているため、読めなかったので連絡が来たのだと思います。アジア圏からの注文だと個別にメールしているのかも知れません。

第41回 関東UHFコンテスト

9時から参加しましたが、FT-897 と CTESTWIN の CAT 接続ができず、あれこれやっていて(結局接続できず)、10時ぐらいから開始でした。

11時前に子供のバイク屋巡りに一緒に行くため終了。

いつも静かな430MHzバンドですが、コンテストは賑やかになって楽しいですね♪

SWR 計の追加

アンテナ直下型チューナーを使っている場合、整合がとれているかどうか、常にSWRを監視しながら運用したいところです。が、国内FT8用に使っている TS-130V にはリグに SWR計は内蔵されていません。この時代のリグにはあまり内蔵されていなかったと思います。

現在、リグ→アンテナ切替器→コモンモードフィルタ→チューナー →アンテナ と接続しているため、SWR計を追加すると中継ケーブルだらけになってしまうため、何か方法は無いかと考え、コモンモードフィルタに内蔵することにしました。

SWR モジュールを追加しました。

このSWR測定モジュールは、動かなくてほったらかしのHFリニアに使っていたものです。元々アリエクで買いました。

https://ja.aliexpress.com/item/1005001786990366.html

行波と反射波のレベルを取得できるので、簡易に整合状況がわかります。

バラした古いSWR計のメーターがちょうどあったのでそれを付けました。

モジュール基板上の半固定VRでフルスケール 20W に合わせました。

安心して送信できるようになりました。

 

やらかしました「局免失効」

先日、移動する局の免許が失効してしまいました。しかし、「救済措置」により新たに新規の免許を申請しなければならない事態は免れました。顛末を記します。

2024/1/12

Turbo Hamlog の [免許状 Get's] でQSOした局のQTHをチェックしていて、ふと、自分のコールを入れてみました。

「ん、なんじゃこれは?」1月22日ってあと10日!?!?

何が起きたのかすぐに理解しましたが、念のため紙の局免をひっぱり出しました。

ワタシは令和という年号に馴染めず、書類に令和で記入しなければならないときは毎回今年が何年か、Web を見ないとわからない有様でした。以前、有効期間を確認したときも、令和6年とはまだまだ先のような感覚があったのです。

また、2022年6月に無線機の追加のため変更申請を行ったため、そのことにより免許期限が更新されたような錯覚もありました。

さて、免許の有効期間が迫っていましたが、今日はまだ12日。切れたわけではありません。すぐに総務省のサイトで再免許申請を始めました。しかし、再免許申請要件は

アマチュア無線局は免許の有効期限満了前1ヶ月以上、6ヶ月を超えない期間内に、免許の有効期間が1年以内の無線局は免許の有効期間満了前1ヶ月までに行う必要があります。」 とあります。

つまり、12/21 までに手続きしていなければだめだったのです。年末にのほほんとしていたことが悔やまれます。再免許ができなければ新規の開局申請と同じになってしまいます。免許されている無線機が登録機種だけなら簡単です。しかしワタシの移動する局の免許には TSS の保証認定を受けた無線機 FT-817, TS-130V, QCX+ の3台があります。 これらをまた保証認定(しかもTSSは終了してしまうため、料金の高い JARDで)するのは非常に面倒で、また同じことをやる気にはなれません。

そうこうしながら、FBニュースの記事を見つけました。

おぉぉ、天の助け!

1ヶ月前は過ぎてしまったが、まだ有効期間であった局免は「救済措置」を受けることができます。よし、すぐに申請!!

方法は総務省のページにも記載がありますが、ちょっとわかりにくいところがありました。

総務省|関東総合通信局|廃止・新設について

当然、工事設計の記載は省略するので「工事設計に変更無し」と書く必要がありますが、電子申請では15欄に備考欄がありません。

書類の不備により、申請が期限に間に合わなかった、となったら一大事です。ここは絶対に差し戻しになりたくないので電話で問い合わせました。

結果、14欄の備考欄に書けば良いとのこと。

記載しないまま、一度提出してしまったのですが、それは取り下げにして、再提出しました。

2024/1/23

「申請が受け付けられましたので、申請手数料の電子納付手続をお願いします。」とのメールが届きました。書類の不備は無かったようです。これで新規の開局申請とならずに済みました!!

2900円也を振り込み。

2024/1/25

審査終了した、とのメール着。あとはSASEを送って免許状を受け取るだけになりました。

2024/2/1

新しい免許が来ました。周波数等の表示は総務省のサイトだけでなく紙からも無くなったのですね。。

ということで、結果的に移動する局の免許を失わずに継続が可能となりました。

※1/22 から新しい免許状が来るまで、その設備での運用はできませんでした。

あとがき

ここ数年、半ば無線資格マニアと化していたワタシは電波法13条を何十回も読んでいました。

十三条「免許の有効期間は、免許の日から起算して五年を超えない範囲内において総務省令で定める。ただし、再免許を妨げない。」

にもかかわらず、今回の体たらく。全く実になっていませんでした。「免許の有効期限5年」は一生忘れません。

ところで、先のFBニュースのページに、

JARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)では、あらかじめ免許の有効期間を登録している会員を対象に、満了3か月前に通知するサービスを行っている。

とあり、そのように思っていました。

が、通知があった記憶が無いです。以前から Jarl.com で期限日は設定してあったのですが。

ともかく、JARL を当てにはできないので5年後の更新は Google カレンダーに入れました。その前に固定局免許更新も来ます。

以上、救済措置に救済された話でした。