QDX のモバイルバッテリー電源

暖かくなってきたので、以前制作した QDX で FT8 の移動運用をしたいと思っています。

電源にはPD対応のモバイルバッテリーを使いますが、QDX は入力電圧9Vなので、電圧変換ケーブルが必要です。アリエクに注文しました。

10日ぐらいで届きました。さっそく、試してみましたが、

受信は問題ありませんが、送信すると、電流値は 1.5A まで増えるもののパワーが全く出ません。さらに調べたところ、送信時は電圧が 6V 台に低下してしまっていることがわかりました。しかし、バッテリーの仕様では USB-A の出力側で 2A まで流せるはずです。

Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W | モバイルバッテリー・充電器の製品情報 – Anker Japan 公式サイト

よく見ると、USB-C 出力側のほうが若干出力電流が多い仕様になっています。仕方ないので、USB-C コネクタのケーブルをアマゾンに注文しました。

値段の安かったアリエクで注文したのに、結局、高い買い物になってしまいました。

アマゾンのケーブルが届いたので再度テストします。

今度は大丈夫でした。

電流計を入れずに給電すると、5W ぐらい出ました。PDでの給電は負荷の状態にシビアな感じがします。

USB-A 側でダメだった原因はわかりません。そもそもUSB-A と USB-C で最大出力電流値が違うのも不思議です。USB-C コネクタは小さいゴミや砂が入ったらダメになってしまいそうなので、私は昔からの USB-A が好みなのですが。とりあえず、これで移動はできそうです。容量 10AH なので、連続送信で5時間。CQ 出す側としても、1日使えるのではないかと思います。

なお、給電する際、ケーブルを挿す順序に気をつける必要があることがわかりました。正しい順序は、

1.  PD ケーブルのDCプラグを QDX に挿す

2. PDケーブルの USB-C コネクタをバッテリーに挿す

上の逆で挿すと、送信してもパワーが出ない状態になってしまいました。PDケーブルを無負荷状態でバッテリーに挿すのはダメなようです。