移動準備その2

前回 VCH のコイルが破損したので、今日は違うコイルでテスト。同調点は上3下1のタップで SWR1.8@6.8MHzあたり。被覆を削ってないタップがあって、これよりはコイルを短くできない。ラジアル線は長めのほうがよかろうと思い、6m にしていたが、これを試しに 3.2m にしたところ、400kHz ぐらい同調点が上がりました。結構劇的に変化します。4.5m ぐらいのグランド線ならちょうどいいのかも知れない。ラジアル長がこれほど影響するとは思わなかったですが、VCH アンテナではグランドにしている電線は実はグランドではなく、「地上エレメント」のようなので、長さに結構敏感なのかも知れません。

次に給電部を 50MHz ツエップ用に変えて試しました。これは HamWorld 2021/9月号に出ていた 1/2λ電圧給電アンテナを参考に作った給電部です。

先日も試したのですが、そのときはバリコンの容量が足らなかったので、20pF を 30pF に変更しました。本当は 50pF ぐらいのバリコンがいいのですが、昨今、バリコンは本当に高くて、中古品でも手が出ません。ので、固定コンデンサをパラにして小さめのバリコンで代用しています。今やバリコンを製造してもペイするだけの需要は無いのでしょうか。

今回は Nano VNA ではなくアナライザを持っていきました。屋外ではアナライザのほうが Nano より100倍見やすいです。大きくて重いですが。

VCHのエレメントとコイルはそのままで給電したところ、SWR1.2@50.15MHz になりました。これはラッキー。VCH の下エレメントは3.4mぐらいあるので、50MHz にはちょっと長いのですがいい感じです。これなら釣り竿を降ろさなくても給電部を変えるだけで 6m に出られるます。ついでに 2m も出たいのでコリニアアンテナを作ろうかと思っています。