スタンドマイクの製作

高校時代の憧れの無線機 FT-101ZD を中古で購入したけれどマイクが無い。とりあえず TUNE モードで真空管ドライブ回路の同調などを楽しんでいたが、来週はフィールドデーコンテストにちょっと出てみたい。八重洲の MD-100 はわりとお手頃価格で外観もカッコいいが、普段はほとんど QSOしないのでとりあえず作ることにした。高校生のころ TRIO の MC-50 を中古で買って少し使ったが、今思うと結構くたびれたマイクだった。アイコムの IC-251 で使っていた SM-2 とか型番忘れたけど重厚ではないけど手軽で良かった。トリオ TS-130 も眠っているのであとで使いたいと思ってマイクコネクタの接続を確認したところ、ヤエスとは違っているではないか。たった4Pなのにこの時代もメーカーの互換性は無かったことは知らなかった。面倒だけど、それように接続ケーブルをもう一本作るしかない。
マイク入力はダイナミックマイク用でインピーダンスは最大 600Ωあたりのようであるが、とりあえず先週コンデンサマイクでもキャリアは出ることは確認していたのであとはどうやって EMC のユニットをそれなりにフレキシブルに台座につながるようにするかを作りながら考える。
ケースは PTT スイッチが 30mm あるので、高さ 40mm のケースを探した。千石にはサンプルしか無かったがマルツにあってよかった。リード P-4。秋月のそばにあったマルツの店が無くなっていた。
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その他のパーツ。コンデンサマイクの電源は電池。4Pのマイクコネクタから電源はとれない。別にDC電源をとるのもコードが邪魔になるので電池。PTTスイッチは以前サンプルにもらった配電盤用のもの。長らく使いみちがなかったがついに役に立つ日がキター!これはまともに買うと結構高い。
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ケース加工&配線完了
この製作はマイクの棒をどうするかがほとんどすべて。色々悩んだ。オーソドックスに銅線かアルミ線を支えにして、シールド線ごとヒシチューブに入れることを考えていた。IV線2本や同軸ケーブル案もあったが、PTR コネクタの最大径が 6.1mm なので 5D-2V は入らないし、3D ではやわい。ケーブル箱に以前ダウンライト用LED照明器具を買ったときに、屋根裏の配線部分の絶縁のために使うパイプがあった。これも使いみちが無くて眠っていたのだがこれが太さがちょうどいい。しかもマイクにちょうどよいRがついていたので、迷わずこれに決定。これは商品名は不明です。まだ余っているので欲しい方は差し上げます。EMCにかぶせる太さのヒシチューブが無かったのでこれは後日。
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完成!往年の名器 FT-101Z に接続。最初、テストしてキャリアが出ないのでどうしたかと思ったら、マイクの極性を逆につないでいた。直したらOKだった。EMCが壊れなくてよかった。