K3NG キーヤー

ALL JA コンテンスト、東京コンテストも終わり、コンテストのCW QSOはそこそこ慣れたので今度は普通のQSOをしたいと思っています。しかし、コンテストと違って相手は何を打ってくるかわからない恐怖があり、パニクらないよう、できるだけスローなQSOをしなければなりません。ところが、スローな CW を自作キーヤーで打つと問題があることがわかりました。自分で書いたプログラムなので前からわかっていましたが「短点または長点の送信中のキー入力は取り込まない」という制約があります。これは結構致命的なのですが、早めのスピードで打っていればほとんど気になりませんでした。しかし、キーヤーのスピードを遅くすると人間の手のほうが早く動くので、パドルを打っても認識されなくなってきます。たとえば R ・ー・で長点を打ってる最中に最後の短点を打っても認識されず A になってしまい、K ー・ー を打つと M になってしまいます。こうなるともはや QSO どころではなくなってしまうため、何度かプログラムを直そうとしましたが思ったように動かず断念しました。

CWデコーダーやエレキーも全部自作で交信、をポリシーにやっていましたが、ここはあきらめも肝心。インターネットを物色して Arduino ベースのプログラムを探しました。

The K3NG Arduino CW Keyer – Radio Artisan

というのが有名なようで、さっそく使ってみるとスピードを落としても R も K も問題なく快適です。さっそく先日作ったミニキーヤーのプログラムを入れ替えてみました。基板を再度作り直しか、と思いましたが、K3NG は keyer_pin_settings.h でピン番号を変更できるためそれを変更してプログラムを書き込むだけで換装が完了しました。

はんだ付け不要でした。

あとはゆっくり打っている局を探してQSOするのみ!