クリスタルについて
NSI というところで見積もりをとった。
http://www.nsiharu.co.jp/parts/index.html
49/U 3.9985MHz 19.4オーム 負荷 20pF
納期 個人様向け安価コース
製作数 1個
単価 4,800円税別
これに送料 800円がかかる。部品相応の値段とは思うが、いかんせんKit本体が7000円しないものなので、ちょっと躊躇してしまう。
その後、悩んだがついでに TS-130V の FT8 用周波数分も合わせて注文してしまった。一生に一度ぐらいは水晶なるものを注文してみたかったので値段には目をつぶった。
オシレーター SG-8002DC からの換装作業
SG-8002DC の出力電圧は P-P 電圧 5.76[V] なので同じぐらいになるように確認する。発振回路の電圧を 12V 程度にするとだいたい同じ電圧になった。
実験時の接続
電源は12V 程度にして RX7 と発信回路両方に供給。スピーカーの電源は電池。
発振回路を 3.895MHz に合わせ、2SC1815 のエミッタ出力を 3kΩと120pF のフィルタを経由して C38 の R20 側(緑)に接続する。青は発振回路の GND に接続。発振回路から出ている余計なビートも聞こえてしまうが、SSB を復調できる。ANTにLWをつなぐと一応、外のFT8も受かる。きちんとした回路に組めばビートは消えるかもしれない。その後、基盤についていた SG-8002DC を外したところビートは消えた。二つの周波数の差 3kHz がうなりとして聞こえていたのだろう。
試しに受信音を PC のマイクで拾ってデコードさせてみたところうまくいった。以前、LSB 受信だったときはいくらやってもデコードしなかったが、今回はちゃんと USB で受信していることが証明された。回路はこれでOK。水晶が役に立って良かった。とは言え、秋月に SG-8002DC の書き込みを依頼したほうが良かったと思う。水晶発振回路を組む必要も無かったし、余った SG はヤフオクで売れたかもしれない。まあ水晶発振は正弦波出力なので受信は若干いい音になっているかも知れないと思って納得しておこう。
クリスタルからのBFO注入の動作確認