7MHz VCH アンテナその2

水曜日に落札したポリエステル銅線がまだ来ない。コイルを巻くのは来週かな、と思っていたら郵便屋さんが来た。封筒を見ると「けいはんな通信」と書いてあった。出品していたのは個人かと思っていたら、無線屋さんだった。この時代にコイルを巻く人は何人いるのだろうか。アンテナのコイルではなく、EVを作るためにモーターのコイルを巻く人のほうが多いかも知れない。

P1060937.JPG

巻き始めは位置が決まりにくくて難しい。タップを立ててながら、立てたタップの被覆をヤスリで削りながら巻いていく。
P1060940.JPG 完了! タップは調整しやすいように多めに立てた。
P1060941.JPG
巻き終わったコイルのインダクタンスを測ってみた。ちなみにリファレンスとなる「ハムのアンテナ製作集」では T30のタップで 34μH。釣り竿ANT用コイルでは 29μHエレメントの電線を付けたままなので参考値程度)。
  • 全体: 39.7μH
P1060943.JPG
  • タップ上から3つ、下から3つ:25.7μH
P1060944.JPG
タップ上から3つ、下から1つで 33.5μH になったので、これを初期位置としてあとでハンダ付けする。
いったん上げてあったループヘンテナを降ろし、Φ3.2の穴をマストに斜めに開けて内側に IV2.0 を通す。これはコイルより上側のエレメントになる。スプレッダの十字になっているところを通すのが意外に難儀であった。
P1060947.JPG
Φ12 のアルミパイプを VP20 x 13 の異径ソケットに通す。13 側には VP13 を短く切ったものを入れてアルミパイプとの隙間を少なくする。隙間は自己癒着テープを巻いて埋める。アルミパイプ下部は圧着端子でパイプ内の IV 線に接続する。
P1060950.JPG
ボビンを下側から入れる。
P1060954.JPG
エレメントの IV とコイルと短絡線3本を圧着スリーブで接続。
P1060956.JPG
下側のコイル端は接続しない。マストのジョイントから電線でタップに接続する。
P1060961.JPG
完成した 144MHz ループヘンテナ+7MHz VCH デュアルバンドアンテナ。この上部の下にくる非接地のマストが VCH で重要となる。しかし、ヘンテナは垂直偏波なので、VCH のエレメントの影響が心配だ。
P1060967.JPG