CW 遅れ受信

いつも LCWO の MorseMachine が気に入っていてよく練習しています。符号がだいたい聞き取れるようになってから文字速度を上げていって、今は 29 WPM です。しかし、実行速度は 9 WPM ぐらいで頭打ちになっています。これは 文字速度が遅いころからあまり変わっていないです。単語訓練やコールサイン聞き取りでは 20 WPM 程度受信できるようになったのですが MorseMachine の実行速度はなぜ上がらないのか不思議に思っていました。

今月(2022/7)のハムワールド誌に「遅れ受信の練習法」という記事がありました。それによると、聞こえた文字を筆記しながらの受信は、人間の反応速度の点から40~50文字が限界、との説明があり、それ以上の速度は「遅れ受信」が必要、とのことでした。

MorseMachine は文字をタイプしないと次の符号は出ない仕組みのため、絶対に遅れ受信にはなりません。9 WPM あたりで頭打ちになっている理由はまさにそういうことだったのかと目から鱗が落ちました。

 

また、これまで「レッスン」の練習は 29/13 WPM にしていましたが、実行速度は伸び悩んでいました。上の記事でそのことについても理由がわかりました。

文字速度は早いほうがいいだろうと思って、レッスンでも 29 WPM 設定にしていましたが、実行速度 13 WPMのままなので文字間隔はかなり広めになっていたようで、知らず知らずのうちに文字の「間」にタイプし、次の符号を待つ、というスタイルになっていたようです。実際 13/13 WPM にしてやってみると、文字速度は遅いのに追いつけません。つまり、今まで文字の間で文字を認識してタイプしていたため、文字の間が無い状態になると速度が遅くても追いつけなくなってしまいます。今後は 13/13 から文字速度・実行速度両方とも同じ値で上げていくようにしようと思っています。

 

自己流でやってきたためこのようになってしまったのですが、この時点で気がつけて良かったと思います。Ham World の記事に感謝します!