2021年 技術講習会「ARDF3.5MHz受信機作製」に参加しました

JARL埼玉支部の催しに参加してきました。
2021年 技術講習会「ARDF3.5MHz受信機作製」
R3500D という中華受信機キットを制作するもので、ARDFというFoxハンティングのような競技に使われるものです。9:34東松山着の電車で到着。歩いて10分ぐらいの市民センターで、会場に着くと、何も言わないのに受付された方は私の名前のところに丸印を付けていたので、どうして私だとわかったのか聞くと、私が残りの最後だったからでした。東上線下り電車で来たのは私だけだったようです。
10時ぐらいから制作が始まり、皆、黙々と作業していました。まず、抵抗を20個ぐらい付ける必要がありますが、私を含めて高齢者が多いためカラーコード色の判別に皆苦戦。私はテスタを持って行ったので、テスタの値と色の両方で判別できましたが、色だけでは自信をもって進めることが難しいです。最大の難題は、外観は同じ異なるダイオード3個(IN60, FV1043, 3.5-4.4V Zener) の判別で、米粒に書いてある文字を読むがごとく、ということになるのですが私は無理で講師の方にルーペで見てもらいました。他に注意することは、LED の取付高さで、ケースの窪みと合わせる必要があります。これは、隣のイヤホンジャックを先に取り付け、その高さに合わせるように取り付ければうまくいきます。
組み立て中。左下が LED。
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思っていたよりも時間がかかり、12時過ぎてやっと完成しました。私はおにぎりを持って行ったので作業机で食べましたが、お昼を食べずに作業していた方が多かったようです。
受信機完成。電源スイッチが無いと思ったらがイヤホンを差し込むとONになる仕組みだった。
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その後調整に入ります。バーアンテナのそばについているトリマとT1 コイルを回して最大感度にしますが、トリマは回してもあまり変化ありませんでした。会場に 3.52MHz, 3.55MHz, 3.58MHz の発振器がおいてあるのでそれらの信号がチューニング VR を回して受かるように T2 を回して調整すればOK。ロッドアンテナを伸ばして横のボタンを押すとロッドアンテナがONになり1方向に指向性がでるらしいですが、前後に指向性が出ているようでよくわかりませんでした。講師の方によればロッドアンテナの長さが影響してくるとのことでしたが、なかなか指向性が出る長さには追い込めませんでした。
最後にARDFに関する説明などがあり、終了となりました。もう少しチューニングして指向性を確保できれば競技にも出られるかもしれないなあと思いました。JARL 埼玉支部の方、講師の方ありがとうございました。