ダイアモンド GS-3000V

無線機の電源として、30年以上前に買った 5V20A のスイッチング電源 x3 を使用していました。当時20Aとれる電源は2万円ぐらいしていたので、1台1500円は格安でした。これをずっと使っていましたが電流値がわからないのと、3台くっついてないので配置がしっくりいかないのがいつも不便に思っていました。ちゃんとケースを作って収めようとずっと考えていましたが、結構労力が必要です。
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オークションで電源を眺めていると、30A 程度でも7千円もあれば買えそうなので、よさそうなのを落札しました。しかもスイッチングではなくてシリーズなので重いけど、ノイズは少ない。
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到着してさっそく無線機に接続して使ってみたところでは問題なく、20~30A 程度流してもOKでした。しかし、次の日使っていると、突然リレーの音がして出力が落ちました。リグを外して試すと、無負荷で電圧VRを上げていくと10Vを超えたあたりから電圧が不安定になり、そのままVRを上げると落ちる場合もあり、といった感じ。蓋を開けても特に異常は見られず。
ということで、今日、修理を試みました。まず、電圧VRガリオームになっていないかどうかを配線を外してテスタをあててチェックすると、正解でした。意外に簡単に原因がわかりましたが、これを治すには接点復活剤か、同じ仕様のVRが必要。しかし、1Kオームと100Kオームの2連VRなんて絶対に売ってない。電圧は可変しなくてもよいので、それぞれ別のVRを付けることにしました。
交換品:
電圧調整(1k) と メーター指示調整(100k) の2連VR
配線:
電圧調整:上から見て左から ピンク・白・オレンジ。オレンジは半固定 500オームぐらいを介して接続されている。
メーター指示調整:上から見て左から 茶・白・(配線なし)。茶と白間に220Kオーム(赤赤黄)あり。
↓問題の2連VR
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VR交換で治ったように見えましたが、新しく付けた電圧調整VRを回すとやっぱり電圧が不安定になる領域があるので、制御部に問題があると思われます。が、13.8V に固定して 20A 流したところでは問題はなかったので、これでしばらく使う予定です。
追記:2020/1/12
今日、無線の送信を長時間していたら温度が上がってきたが、ファンはかなり熱くならないと回らないようである。2N3055 は丈夫だと思うが、もう少し早く回って欲しい。ちょっと調整が必要。以下のページに回路図があったので、これを参考にさせていただき明日調整しよう。
Diamond GS-3000V 30A 電源の修理