144MHz ループ型ヘンテナ

昨晩、栃木のアマチュア局とロールコールにトライ。栃木市の局は強力に受信でき、あちらからも 59 をいただいた。が、残念ながら鹿沼・宇都宮の局はしゃべっているのはかろうじてわかることもあるが、ほとんど聞こえず。やはり1段GP,南ベランダ、地上高6m のアンテナでは厳しかった。 もう少しゲインのあるアンテナを上げる必要がある。制約として、アンテナポールの取り付け部は木のベランダ枠なので、あまり重量のあるアンテナはあげられない。悩んだ末、ヘンテナにトライすることにした。問題は、どういう構造にするかである。縦型なら割と作りやすいのだが、垂直偏波にするには横型にする必要があり、バランスよく支持することがが難しい。「アマチュア無線のアンテナを作る本(V/UHF編)」を見ていたら、最初のページでループ型にしたヘンテナが紹介されていた。これならコンパクトであるのでいっちょ試してみることにする。 まずは、テストなので、エレメント線は例によって IV を使い、支持は木の棒を使う。
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エレメント長 1/2 λ x 短縮率 = 300/145/2 x 0.97 = 100.3cm 直径 319.4mm 上下エレメントの間隔 1/6λ x 短縮率 = 300/145/6 x 0.97 = 334.5mm バランにするシュペルトップの長さ 1/4λ x 短縮率 = 300/145/4 x 0.67 = 346mm 上下エレメント間を接続するエレメントとシュペルトップを付けた給電線
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完成。ショートバーの位置を変えると、SWR は 1.5 ぐらいまで下がった。
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しかし、同軸の位置に結構敏感である。三脚に触っているいるかいないで、SWR が結構変化する。シュペルトップの影響かと思われ、再現性はちょっと難がある気もするので移動には向かないかも。SWR が落ちる範囲はそれほど狭くないので、シュペルトップでも大丈夫ではある。電界メーターで測ると、わりと強めに電波が出ている感じはする。一度屋外で試したいが、いずれにしても、家の環境で上げられるアンテナとしてはサイズ・重量と性能面で候補である。 本番用アンテナは、以前MLAで使った銅パイプがあるのでそれを使うことにする。エレメント支持用のプラスチック棒が必要なので会社の帰りにダイソーでチェックしよう。