網膜走査型 RGBレーザー

Retissa Display II という、網膜にレーザー光で直接画像を照射してHDMI入力の画面を見られるというデバイスを1週間レンタルしてみました。
網膜剥離の術後、網膜が元の位置とずれてしまって視界に歪みが発生しているため、網膜に直接照射したところで歪みは改善されないだろうと予想していましたが、ものは試しということで借りてみました。結果は予想どおりで、私の場合は自分の目で見る方がよく見える状況でした。水晶体や硝子体に問題があってかなり視力が低下している場合に有効だと思います。確かに目の度数には関係なく見えるようです。表示される画像はかなり小さめなので、ブラウザの文字は 200% ぐらいにすると読めるようになります。システムフォントも倍くらいのサイズにすればメニューなどの文字は読めるようになりますが、ウィンドウサイズも大きくなるので 昔の VGA 解像度のようになってしまいます。眼鏡に取り付けるモジュール部分が重いので眼鏡型では長時間の使用は鼻パッドが痛くなります。今後の改良に期待します。
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