アマゾンに注文した Nano VNA が届いた。が、SMAコネクタとM型コネクタの変換ができないと何もできないことがわかった。秋月にでも買いに行かねばと思ったが、アマゾン検索したら4つの組み合わせの4個組コネクタが1000円以下で売っていて早速注文。
SMA オスメスと M オスメスの異なる組み合わせのコネクタを4つ入れたものを売るなんて、なんとすばらしい。これならどんな要求でも接続可能である。といっても、常時使うのは1個だけ。何と言っていいのかわからないが、M型メスになっていて SMA のケーブルが付いているコネクタと接続するタイプ。このコネクタを付けた状態でキャリブレーションをしなおした。うまい具合に、Nano VNA に付属のキャリブレーション用負荷コネクタを取り付けることができるM型メスコネクタも含まれている。
キャリブレーションが済めば、色々遊べる。さっそく 7MHz のアンテナを接続してみる。
これは周波数範囲 1M~200MHz の範囲でSWRを表示させたところ。一番左の谷が 7MHz 。その隣に SWR がさらに低い谷がもう一個あるが、こうなってしまうのは、測定する周波数は必ず 101 ポイントに分割された周波数での計測になるので、このアンテナは 7.08MHz あたりが同調しているけど、そこからちょっとはずれたところに測定ポイントがあるため、その隣の高調波(?)で同調している周波数がたぶん測定ポイントが同調点により近いためにSWRが下がってグラフに出た状況。もっと周波数を狭めて測れば正しく測定できる。アンテナアナライザよりさらに広い範囲で測れるのは便利。
画面の操作はちょっとイマイチだったが、PCにソフトを入れて接続したら快適。
144Mhz 1/4λ GP を測定。
スミスチャートは勉強してわかったつもりになっても、すぐに忘れてしまうものだが、この機器でアンテナを測っているとすぐに理解できる。水平の真っ直ぐな線の上が純抵抗で、上に外れると容量性、下に行くと誘導性になる。SWR=1になるのは真ん中の交点のところで、そこに近いほどSWRが低い。アンテナアナライザでは純抵抗値と容量性なのか誘導性なのかどちらかわからないリアクタンス値を見ることができて、それだけでもアンテナ特性を知ることができて進歩だったが、こうやってスミスチャートが出てくると本当に手に取るように特性がわかる。
インダクタンス(コイル)の場合、下にくる。こっちも逆。なんでだろう?